伝統工芸士・登録番号…501364 紗袋帯は伝統工芸品の「もじり織り」の技法により手織りの特殊な装置（捩り織用）を用いて、細かな紗の目（600紗）をつくり更に横糸を水の中に一昼夜以上浸した糸「ぬれ緯」の技法により手機でしな出来ない織技術です。 この「ぬれ緯」は濡れた横糸を織りながら乾かして織り上げていく技法なので、その生地は糊などを一切使用せずに独特の滑らかな生地の風合いが特徴です。 古くより能衣裳の薄物や裃（かみしも）などを織るのに用いられた手織の技術で織幅を揃えて織るのがとても難しく、非常に年期のいる織物で現在では西陣でもほんの数社でしか制織しておりません。 私共でも今回が岩崎理助先生の最後の保存品・出品になりますし、現在では手織の単衣・夏物の逸品袋帯は滅多にお目にかかれません。 お茶人様方を始めお着物通の方々の夏季用・袋帯にお役立て下されば幸いに存じます。 帯の長さ…440cm 帯の帯幅…31.5cm ご注意事項 ◎上記の価格にはお仕立て代（手縫いお仕立て代、帯芯代、消費税）が含まれておりますがお仕立てに20〜25日間ほどかかりますのでメルカリ様からお客様からご入金が確認されましたとの連絡を頂きましてから加工廻しになりますのでご了承下さい。 ◎尚、夏季の事 特にご希望がございますれば別途 11.000円でパールトン加工（撥水加工）を受け賜わります。